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税金相談室

Form 1099 II

2025年12月12日

Form 1099 II

「今日はForm 1099の続きを教えてくれんか?」会社経営者の鬣(たてがみ)はおもむろに会計コンサルタントの譲矢謙吉(ゆずりやけんきち)に聞いた。


「はい、承知しました。前回の続きですので、Form 1099-DIVからいきましょう。」


「Form-DIVは確か、配当金支払いの報告書だよな?」


「はい、そうです。$10以上の配当に関してはForm 1099-DIVを発行しなければなりません。ただし、清算配当に関しては$600以上から報告が必要です。」


「いつまでに報告が必要じゃ?」


「受取人には1月31日までです。IRSへの申告期限は紙の場合には2月28日で電子申告の場合には3月31日です。」


「Form 1099-DIVの作成で留意しなければならん点はあるか?」


「はい、Qualified Dividend(適格配当)の記載間違い、Capital gain distributionの記載間違い、非課税配当を課税扱いにしてしまうミス、カストディアンとファンド会社での配当の二重計上をしてしまうミスや外国源泉収入のミスなどがあります。」


「ほう、結構難しいんじゃのう。それじゃ次にForm 1099-Rを教えてくれ。」


「Form 1099-Rはペンション、アニュイティ、IRAやリタイアメントプランからの分配金を報告します。分配金は全額分配金、部分分配金、ロールオーバーやコンバージョンも報告されます。」


「期日はいつじゃ?」


「受取人には1月31日までです。IRSには紙の場合には2月28日まで、電子申告の場合には3月31日までです。」


「そうか、では次にForm 1099-NECについて教えてくれ。」


「はい、これは従業員以外へのサービスの支払いまたは自分の顧問弁護士への報酬を支払った場合に発行されます。2025年は$600以上で報告が必要ですが、2026年から$2,000以上の支払いが報告対象となります。」


「報告の期日はいつじゃ?」


「受取人は1月31日です。IRSへも同じく1月31日までです。」


「作成で気を付けなければならん点はなんじゃ?」


「Form 1099-MISCやW-2で報告するべき支払いをForm 1099-NECに記載してしまうミス、個人の経費の精算費用を計上してしまうミス、フォームの発行自体をし忘れるミスなどです。」


「これも結構あるのう。次にForm 1099-Bはどうじゃ。」


「Form 1099-Bは株、債券、ミューチュアルファンドやその他の証券の売却収入が報告されます。フォームには売却額の総額と取得価額および売却によるゲインやロスが記載されます。キャピタル資産の売却の追跡を可能にし、Schedule Dの作成のために必須な資料です。」


「重要な資料だな。期日はいつじゃ?」


「受取人は1月31日までです。IRSには紙の場合には2月28日まで、電子申告の場合には3月31日です。」


「気を付けなければならない点はなんじゃ?」


「間違った取得価額の計上や保有期間の誤計上、Wash sales(30日以内の短期売買)の申告漏れ、複数の異なる取引をまとめて報告してしまうことやNoncovered securityを間違えて報告したり、バーター取引の収益の計上を漏れてしまうなどです。」


「これも結構あるな。次はForm 1099-Kはどうじゃ?気を付ける点は何じゃ?」


「発行者はVISAやMasterなどのクレジット会社とPayPalやVenmoなどの第三者ネットワークです。受取人は商品やサービスを取引している 個人や会社です。家族や友人からの受け取った金額は報告してはいけません。レポートの基準は2025年と2026年ともに$20,000以上かつ200回以上の取引です。」「期日はいつじゃ?」


「受取人が1月31日で、IRSは紙の場合が2月28日、電子申告が3月31日です。」


「よくわかった。ありがとう。」


米国公認会計士齊藤事務所(Saito LLP):齊藤幸喜  (www.saitollp.com, info@saitollp.com)

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