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税金相談室

Form 2848とForm 8821の違いについて

2025年8月1日

Form 2848とForm 8821の違いについて

Q.  Form 2848とForm 8821の違いを教えてください。


A.  Form 2848 (Power of Attorney and Declaration of Representative)は、「委任状および代理人宣言書」です。特定の個人に、IRS(内国歳入庁)に対してあなたの代理人としての権限を付与するために使用するフォームとなります。代理人として指定する個人は、IRSに対する業務を行うための資格が必要です。代理人は、依頼者の機密税務情報を調べたり受け取ったりすることができます。主な代理人は下記の通りです。


《主な代理人》

1.       弁護士

2.       公認会計士

3.       税理士

4.       会社代表者、退職年金プラン代理人及びアクチュアリー

 

Form 8821 (Tax Information Authorization)は、「税務情報公開承諾書」です。個人または法人、会社、組織などの団体にあなたの機密税務情報を調べたり受け取ったりする権限を与えたい場合に使用するフォームとなります。IRSに対する業務を行うための代理権を付与するものではありません。被指名人は、納税者の還付小切手の裏書きや税務交渉、または口座振込による納税者の還付金の受領を行うことは許可されていません。

 

代理権を付与するかどうかが大きく異なる点となります。異議申し立てや税務調査、企業の複雑な税務問題などIRS関連の事項で代理が必要な場合には、専門家へのご相談をお勧めいたします。

 

Noriko Mochizuki

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